【妄言】Sexy Zoneがハロプロ研修生だったときの実力診断テストのレポート

 

楽しい事だけ考えていたい!!!!!!!!!!!!

 

 

ということで。

わたしはSexy Zoneの皆さんがハロプロ研修生だったときの記憶があるので、5人が研修生として参加した実力診断テストのレポートを書きたいと思います。

同じ記憶をお持ちの方もそうでない方も、ぜひ一緒にハロプロ研修生だったころのSexy Zoneに思いを馳せましょう。

 

 

まずは、「実力診断テスト」というイベントの概要についておさらいしておきます。

実力診断テストとは、普段は先輩のバックダンサーや公演の前座としてグループで活動しているハロプロ研修生が、ソロでのパフォーマンスを披露する一年に一度の重大イベントです。

またこのイベントには審査員がおり、いくつかの賞が与えられることも特徴です。審査員は、普段研修生たちのレッスンを行う歌とダンスの先生方や楽曲作成に携わっているプロデューサーの方などです。その中でも最も大きな賞が、見にきた観客のひとり一票の票で決まるベストパフォーマンス賞です。研修生たちは皆、この賞を目指し個々にパフォーマンスを磨いてステージに立ちます。

さらに、このイベントでのソロパフォーマンスは、選曲から衣装まですべて研修生本人が自らプロデュースしています。そのため、どの研修生も自分の色を発揮して個性的で、見ていてとにかく楽しいです。

(参考動画/3:19〜 ハロプロ研修生実力診断テスト2019ダイジェスト)

https://youtu.be/ZcC7NtdVJz0

 

さて、それではさっそくSexy Zoneの皆さんがハロプロ研修生だったときの実力診断テストのレポートをしていきたいと思います。

 

 

1番:佐藤勝利くん/赤い日記帳(あか組4)

今年1番のくじを引いたのは佐藤勝利くん。曲は赤い日記帳でした。歌い出しの「愛していますI love you」で一気に会場の空気を自分のものにしていました。

佐藤勝利くんといえば、眉目秀麗な容姿に注目の集まることが多いのですが、実は歌もダンスもかなりハイレベル。そのスキルが遺憾なく発揮されたステージだったと思います。

個人的には台詞っぽく言った「でも」の色気がものすごくて、大人になったなぁと妙に感心してしまいました。ハロプロ研修生と子犬の成長は早い。また、サビの「教えてくださいねぇ、ねぇあなた」の部分の、2回目の「ねぇ」から「あなた」にかけてのファルセットの響きが美しくて感動しました。

昨年はアンジュルムの『私を創るのは私』を歌われていて、どちらかと言えば力強くカッコいい曲のイメージがあったので、今年の大人の色っぽさ溢れるパフォーマンスには意表を突かれました。ここ最近は研修生ユニットでもセンターに立つ機会が増え、さまざまな経験を積んで、着実に力をつけてきた成果が見えたように思います。

 

 

2番:中島健人くん/息を重ねましょう(安倍なつみ)

2番目は中島健人くん。一昨年松浦亜弥の『桃色片想い』で鮮烈な実力診断テストデビューを果たし、昨年は娘。の『Give me 愛』で文句なしのベストパフォーマンス賞を獲得しました。今年も受賞の大本命である彼が選んだのは安倍なつみの『息を重ねましょう』。しっとりしたバラードだったのは、かなり意外でした。

しかしこれがまぁ素晴らしい!中島くんといえば、道重さゆみ嗣永桃子を彷彿とさせる完璧すぎるほど完璧な自己プロデュースによって作り上げられたアイドル力の高さが有名ですが、こういう楽曲を表現させても見事でした。

特にサビの「明日幸せが不意に訪れて 全てが変わってしまうのさえちょっと怖い気がします」の切なげな表情がとても美しく、中島健人というアイドルのポテンシャルの高さを改めて実感しました。甘めの高い声もこの曲にとてもよく似合っています。

これは一昨年、去年ともに言えることですが、中島健人くんは自分に合う楽曲をセレクトするのがとても上手いんですよね。アイドルとしての自分をよく理解していて、求められているものに応えることと良い意味で観客を驚かせることのバランスの取り方が上手なのだと思います。今後がますます楽しみになるパフォーマンスでした。

 

 

3番:マリウス葉くん/お願い魅惑のターゲット(メロン記念日)

3番目のマリウス葉くんは、メロン記念日の『お願い魅惑のターゲット』。これまで様々な先輩がカバーしてきた、コンサートでは最早定番となった人気曲ですが、それだけに難しい一曲でもあると思います。

マリウスくんはこの難しい曲を見事に表現していました。Aメロの低音パートの声の響きが綺麗で、マリウスくんってこんな声も出るんだなぁと感動しました。また、サビの「撃って撃って撃って撃ち続ける」の撃ち抜く振り付けがとってもキマってました。さすがのスタイルです。とても絵になります。

昨年はJuice= JuiceのWonderful WorldのEnglish verを披露されていました。努力の末身につけたという英語がきちんと武器になっている辺りも素晴らしいと思います。今年は打って変わった雰囲気でしたが、これはこれで素敵なものになっていました。

また、マリウスくんについて特筆したいのは、衣装の素晴らしさです。白シャツに黒スラックスに黒のサスペンダーという非常にシンプルな装いが、常人離れしたスタイルとお顔の造形の美しさを引き立てていました。とても華がある子なので、今後はセンターに立つ姿なんかも見られたら良いなと個人的には思っています。

 

4番:菊池風磨くん/引越せない気持ち(松浦亜弥)

4番目の菊池風磨くん。個人的に、一番度肝を抜かれた選曲でした。菊池くんと言えば、一昨年の実力診断テストデビュー時にはハロプロ屈指のお洒落ソング、メロン記念日の『香水』を見事に歌い上げ、ファンを大変驚かせたことでも有名ですが、昨年は打って変わって切なく可愛いバラード曲であるスマイレージの『私の心』を選んでいたんですよね。そこを突くか〜!という通好みの選曲を毎年しているイメージがあります。

今年は一体どんな曲を選ぶのか楽しみにしていたのですが、やっぱり驚かされました。数あるあややの名曲の中でも、難曲と言って良いであろう『引越せない気持ち』。さすがと言うべきか、見事なパフォーマンスでした。歌い出しの一音目から会場がぐっと菊池くんのパフォーマンスに惹きつけられたのがわかりました。それまでドスの効いた声で歌い上げていたのを、「愛を反故にしてもいい」でふっと緩める色気のバランス感覚には舌を巻きました。意外な選曲でしたが、菊池くんの声の良さ、表現力の高さが存分に発揮されたパフォーマンスだったと思います。

 

 

5番:松島聡くん/ガラスのパンプス(後藤真希)

5番目の松島聡くん。菊池くんのパフォーマンスの余韻が残る会場の空気を、一瞬で持って行きました。曲は後藤真希の『ガラスのパンプス』。

松島くん、昨年は娘。の『愛しく苦しいこの夜に』を披露したのですが、1番のくじを引いてしまったためか緊張してしまい、本来の力を出せなかったと悔しがっていたんですよね。(その翌年に最後を引き当てる辺り、引きの強さみたいなものも感じますが。) その悔しさをバネに積んできた努力が花開いたような、本当に素晴らしい、圧巻のパフォーマンスでした。

まず、サビの「踊りましょうよ」「ガラスのパンプス」「そうよ魔性よ」「季節は過ぎ行く」の強弱のつけ方が見事でした。とくに「魔性よ」の抜け感がなんとも色気に溢れていて、びっくりしました。というのも、松島くんといえば明るく元気で少し天然で…とポップなキャラクターのイメージが強く、こういった色っぽさ、セクシーさを前面に押し出した雰囲気のイメージがなかったのです。ですが、この曲本当に松島くんに似合ってました。気だるげな色気と言うのでしょうか。どこか浮世離れした、俗っぽい、(言葉を選ばずに言えばヒモっぽいry)色気というか。そんな空気も出せるのか、と今回のパフォーマンスを見て松島くんの引き出しの多さに驚きました。

また、この曲の難所であるファルセットを使う部分もとても美しくできていました。元々歌の上手い子ではありましたが、声変わりを乗り越えてさらに良くなっていると思います。低く、少し掠れのある声は大人っぽい色気があって素敵です。

さらに、ダンスもとても良かったです。最近ますますキレが増していますよね。振りの一つひとつが丁寧で、見やすかったです。しかも、表情も完璧でした。「幸せをいつも分けあったふたり」で髪をかきあげた瞬間は思わずFu〜〜!と声が出てしまいました。あの瞬間の挑発的な視線。いつの間にあんな技を身につけたのでしょうか…。

総じて、「松島聡、恐ろしい」の一言につきるパフォーマンスでした。

 

 

ベストパフォーマンス賞→松島聡

これはもう、会場にいた全員文句なしでしょう!あそこまで場の空気をガラッと一気に自分のものにして、そしてそれを最後までキープするパフォーマンス力は見事なものがありました。とは言え、実際のところ票はかなり割れていたようです。全員素晴らしく、なかなか甲乙のつけがたい実力診断テストでした。また来年も楽しみです。

 

 

 

 

 

 

あ〜〜〜〜〜楽しかった!!!!!!